これって引き寄せの法則? 第22話

客先にて朝一番の打合せがあるため、上司と新宿駅西口改札前にて待ち合わせをしていた。「まだ朝の7時20分だというのに、この人通りの多さは異常だなぁ」、都会の喧騒の中にその身を置いてみて初めて気付く事もある。改札前の通路を行き交う人の姿は、まるでアリの行進のように一指乱れず移動している。何だか不思議な光景に想えて、しばらくの間、喧騒を忘れて見入っていた。

 

いい中年のオヤジがニヤケタ顔をして佇んでいる姿は、はたから見たら滑稽に映っていたに違いない。その時、「おはよう」と挨拶をしながら待ち合わせ場所に上司がやって来た。「何か良いことでもあったのか?」、ニヤケタ顔を見られたようだ。「いえ別に」と会話を受け流し、客先へ向かうための出口の場所を探し始めた

 

「!?この感覚は」、人混みの中に視線を向けると、昔、仕事でお世話になったNG電機の課長さんの姿が、「あの節はお世話になりました・・・」、とっさに声を掛ける。お互い急いでいたせいもあって、連絡先を交換してその場は別れた。後日、NG電機の課長さんから連絡があり、新規の仕事を受注できたのだ。課長曰く、「あの日ちょうど、あなたの事を想い出していたところ、突然、声を掛けられたんだよね」、これって偶然?必然?以心伝心?もしかして引き寄せの法則なのだろうか。

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