第4回 狛犬からの相談ごと

神仏が直接、我われ人類と関係を持たなくなって早や5年(2007年7月から)の月日が経ちました。神社仏閣の上空までは神仏も降りてくるのですが、その先の関わりを宇宙意識より禁止されているため、上空から神社仏閣の様子をただ眺めるだけで何もすることが出来ないのが現状です。そのため、神社仏閣は人々の願い事で一杯になり、想いの重みで沈み始めた所がちらほらと見受けられます。

 

神仏と繋がることができる神主さんやお坊さんがいらっしゃる神社仏閣では、神仏より人々の想いの処理の方法を指導されているので、沈むことはないようですが、大半の神社仏閣では、人々の想いの重さに耐え切れなくなり、物理的な神社仏閣ではなく霊的な意味での神社や仏閣が地盤沈下を起こしているのです。

地盤沈下を起こすとどうなるかと言えば、神仏がその神社仏閣の上空にも降りることができなくなり、神仏以外の霊的な存在の影響下に置かれる事になります。そうなると困る存在が居ます。

  

かつて神仏に使えていた眷属達(狛犬やキツネ、龍など)です。彼らは神仏と人間のメッセンジャー的な役目を担っていたのですが、今は神仏が人間と関わりを持たなくなってしまった影響を受け、失業の身になっているのです。

神社仏閣には神仏が貯蓄していたエネルギーが残されていたのですが、その残りも底をつき始め、日々の食料(エネルギー)にも困窮している眷属が出てきているのです。さらに、住みかである神社仏閣が地盤沈下を起こすと住むところも追われてしまう事態になるため、眷属達は助けを求めています。

 

ある神社の狛犬が住みかである神社が最近、人の想いで沈み掛けているので何とかして欲しいと相談しにやってきました。人の願い事の想いは、ある種、欲の塊りと言い換えても過言ではないでしょう。そんな生ゴミのような想いの塊りで埋め尽くされてしまった神社を掃除するのは並大抵のことではありません。はじめは断ろうと思ったのですが、狛犬たちの必死さに負け、掃除をすることに・・・。

 

試行錯誤の末、その神社の神様と狛犬と自分で共創造を行い、想いの塊りを掃除する共創造エネルギーを創って活用してみることに、見事、神社を埋め尽くしていた想いの塊りは除去することに成功し狛犬たちも大喜びでした。住みかを失わずに済み喜んでいたのですが、失業中の身である事は解決していないのです。

今度は、日々の食料調達を何とかして欲しいと言い出したのです。これには、さすがにどうしたものかと考えあぐねいていたのですが、神社には願い事を持ってくる人間が引っ切りなしに来るのだから、その願い事の手助けをして、その感謝の想いを対価に貰えば良いと思い付き、狛犬たちに提案したところ、それなら以前からやっていた経験が活かせるし、神社の願い事の想いの除去にも役立、一石二鳥だと。

 

しばらくして、またその狛犬たちがやって来て、神社がまた地盤沈下しそうなので、共創造をして欲しいと言って来たのです。狛犬たちが言うには、人の願い事は膨大で、すぐに溜まってしまう。その内容もあまりにも利己的で、叶える手助けが出来ないものばかりだと、神社での願い事は利他的なものにして欲しいと、そして、出来るだけ具体的な内容にしてもらわないと、手助けも出来ないと言っていました。我われ人間も知らずに迷惑を掛けていることに自覚を持つ時期に来ているのではないでしょうか。

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