第8回 妙(みょう)の世界意識より 2015年8月23日18:00通信

 この世界はとても複雑にできているように見える。しかしながら局所的に見るととても単純な法則性で物事は動いている。幾つもの単純な法則性が組み合わさることで、複雑怪奇な物事が生起し、全体でとらえようとすると予期できない事態をもたらす。


 とは云っても局所的に物事を捉えているだけでは、長期的かつ大きな変化には対応できない。局所的な正解の積上げが未来を決定付けているのではないのである。短期の視点と長期の視点が必要であり、この世界を上手に生き抜くには、神々や宇宙意識、世界意識といった高次の存在との交流が日に日にその重要性が増しているのです。


 目に見えない世界と聞くと、あまり自分とは関係がない世界と思いがちですが、果たしてその考え方で本当に正しいのでしょうか?人間には人間がやらなければならない役割があり、その役割が何なのかを誰も考えようとしていないのが現状です。


 例えば、地球も生命体として生きていて、人間を育てるといった役割を担っているとしたらどうでしょう?そう考えると、地球は人間を育てるための環境を常に維持しながら、より快適に人間が生活できるよう努力をしているのです。


 ところが、人間は地球の努力を考えもせず、やりたい放題。環境汚染に森林伐採、工場の汚水や汚染物質の垂れ流し、自分たちの都合で地球を汚し尽くし、どうしようもなくなってから高次の存在にすがることを繰り返しています。


 環境破壊をしているのはごく一部の人間であって、自分は地球のために微力ながらも貢献できるよう努力をしている。だから自分は違うんです。そう思っている人も多いと思いますが、実際、地球が病に侵され病んでしまってからでは、遅いのです。


 地球も自分と同じく生きている存在であると認識することが、まず必要なのです。知ること気付くことが全てなのです。無知、無関心、無責任は最悪な行いです。自分の行いが周りに与える影響を常に考える。


 無知からの開放が、まず人間が取り組むべき行動のひとつなのです。貪欲に知を欲し貪る、寝食を忘れ人間の役割とは何かを求め続けること。目的を知ることがスタート地点に立つということなのです。


 人間を取り巻く環境は絶えず変化しており、環境変化と共に「変化」することこそが、「進化」するということなのです。存在誰もが過ちを繰り返します。それは人間だけではなく神々も宇宙意識も世界意識も過ちを繰り返しています。


 だからこそ、一つでも過ちを起こさないよう努力することが必要なのです。まずは人間としての役割を知ること。そのためには高次の存在や身近な存在であるご先祖様達から教えを乞うことも一法です。教えを乞うには謙虚さが必要です。自分がなぜこの世に生命を受け存在しているのかは、御先祖様があってのこと、身近な家族や会社の同僚、友人への感謝の気持ちも必要となります。


 感謝の気持ち「ありがとう」は、大きなプラスのエネルギーです。局所的な部分での改善には、先ずは「ありがとう」の一言から始めてみて下さい。それがキッカケとなって周りとの繋がりが強化され、やがて目に見えない世界との繋がりももたらされることでしょう。

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